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生きる事の輪郭線 Outline of Alive イガわ淑恵 Igawa Yoshie 佐藤拓実 Sato Takumi 篠原敬典 Shinohara Takanori 洞内由紀子 Horanai Yukiko 増山士郎 Masuyama Shiro 2017年8月11日(金・祝)〜8月27日(日) 土日月祝 午前10時〜日没まで開場 入場無料 ● 初日13:00より出品作家を囲みレセプション/トークを開催(無料) 11th. Aug. Fri.-26. Aug. Sun. 2017 Sat.Sun.Mon&Holiday 10a.m.-sunset. open Admission free 3.11で日本の死生観は大きく変わりました。 それまでの日本は高度成長とバブルの余韻から抜けきれず、物質的享楽の虚しさの中に埋没していました。わかりやすく言えば、豊かさのあまり生きている実感がわかないという贅沢な悩みで苦しんでいました。自分探しという言葉が流行り、それもまた生きるとは何かを探る旅でもありました。 3.11で明日死ぬかもしれない、無念の内に人生が終わるかもしれないという切迫した死生観が蘇りました。日々の日常を精一杯生きるという当たり前の悦びを見出し、それとともに、他者との繋がり、他者の尊厳を改めて認め合う価値観が生まれたと思います。 このような背景のもと、生きるという日々の営みそのものを作品に留めようとする作家たちがいます。イガわ淑恵は毎日描かれるドローイングが、泳ぎもがいている姿にアニメーション化されることにより、過ぎ行く日常を捉えようとしています。篠原敬典も日々衝動的に大量のドローイングを描くことで自身の深層に迫りつつ、共有する時代感覚を掘り起こそうとします。佐藤拓実は身近な存在であったアイヌ民族の存在を改めて見つめ、自身に潜む他民族に対する葛藤や偏見を描き他者との関係性を探ります。増山士郎は北アイルランド在住、国境を越えて活動し、国境や民族について自明のことと見過ごすような事象を再度検証するようなアクティビティを作品化しています。洞内由紀子は十勝に移住して畜産業に携わりながら、牛の命の尊厳について崇高と葛藤を繊細に描きます。 彼らの作品は命や生きるという形のない日々、消えゆく営みに形を与え、私たちの認識を強め深めようとするものです。これらの作品から過ぎ行く日々の価値について改めて感じて頂ければと願うものです。(企画:白濱雅也) Art Labo 北舟/Northern Ark(Ver.1.0) 〒080-0017 北海道中川郡豊頃町十弗355-2 Tofutsu355-2,Toyokoro-cho,Nakagawa-gun,hokkaido E-mail artlabokitabune@gmail.com 北舟(きたぶね)は、帯広市から豊頃町へ移転しました。喧噪から遠く離れた田園の中のギャラリーです。芸術創造の進行形を発信する北の実験船であり、アートとともに静かなひと時を楽しむ場をめざします。 ■ディレクター 白濱 雅也 ■マネージャー 白濱 万亀 【道順】帯広から38号を釧路方面に進み、幕別町を過ぎてT字路を国道242号池田本別方面に左折 利別のイチマルプラザを過ぎて、ホクレンGSの交差点を道道882号線豊頃方面右折 道なりにだいぶ進んで十弗入り口を左折、道なりに進んで突き当たりを左折してすぐ右折 すぐに左折(幾千世方面)に進み最初の十字路を左折、道なりにサイロが見えるまで進む ※車のご都合のつかない方はJR十弗駅からの送迎もいたします。メールでご連絡下さい。 ※ナビ等で出て来ない場合は十弗357を入れてみてください
by fukagawalabo
| 2017-07-26 21:28
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