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早くから光をテーマに多様な手法で制作をして来たベテラン作家吉田重信とモダンなステンドグラスで光の画を生み出す市川洋子の2人展です。 光と闇という表裏一体の事象を人の営みと繋げて「目を凝らして」見て見たいという企画です。 市川洋子+吉田重信 展 目を凝らす GAZE 2016年5月27日(金)〜6月12日(日) 金土日祝 午前9時〜日没まで開場 入場無料 〒080-0017 北海道帯広市西7条南4-6 Website(仮) http://mmfalabo.exblog.jp/ Mobile 070-5360-8300 (白濱) E-mail artlabokitabune@gmail.com ― 希望の光、絶望の闇 ― 脚光を浴びる、影を帯びる 光は希望や前向きな気持ちに、闇や影は絶望や内省的な世界に結びつけられ、人ははるか昔からこの光と影に魅了されてきた。 吉田重信は儚い光を定着させるかのような作品を先駆的な映像作品をはじめ多様な手法で制作してきた。その作品は一貫して光の絵画であり可視化を志すものである。いわきで制作を続けてきた吉田の制作は震災と原発事故によって別の宿命を追うことになる。 市川洋子もまたステンドグラスという光の絵を描く。見る側は闇に立っていること意識させられ、ガラスに刻まれた光の像は自身の内実に潜む闇を見つめることを喚起させる。 聖なるところから腐敗する。光あるところに影がある。物事には正負両面がある。光と影は表裏一体なのである。目も眩むような光の奥を凝視し眼を開けているのがわからないほどの闇を見続ける。その両面から目を凝らして、今起こりつつあることを知るのである。 吉田 重信 Yoshida Shigenobu 1958年いわき市生まれ。1980年代後半から活動を始める。1991年いわき市立美術館で自然光の作品「Infinte Light」を発表後、国内各地の美術館にて作品を発表。光を用いたインスタレーションや先駆的な映像作品で評価を得る。1995年から自然光による虹を使ったワ-クショップを国内各地で開催、インスタレーションや写真作品に展開する。2011年3月11日の東日本大震災を福島県いわき市で被災、震災後は3月12日の未達の新聞を扱った作品や子供達の靴を使った作品「心ノ虹2012」など震災に関係した制作を各地で発表している。水戸芸術館、宇都宮美術館、HaywardGallery(UK)などで展覧会を開催、その他、いわき、東京、関西など各地で展覧会を多数開催。いわき在住。 市川 洋子 Ichikawa Youko 千葉県佐倉市生まれ。焼き付けガラスによるステンドグラスの手法と出会い、古典技法を用いつつも、ストイックでモダンな作風により光の抽象画ともいえる独自のステンドグラスを確立。ギャラリーでの発表のほか自然光へのこだわりから個人邸や公共建築など建築家との協働作品も手がけている。寡作ながら近年はフランスの作家Bauduin氏のアートブックとガラス作品とのコラボレーションなど海外でも発表している。アートフォーラム谷中、マキイマサルファインアーツなどで個展を開催、黒羽中学校、ブティックAsakinなどのステンドグラス制作。
by fukagawalabo
| 2016-05-22 11:29
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